前回に引き続きXMLエディタの紹介をしていきたいと思います。
今回紹介するXMLエディタは「XMLEDITOR.NET」。
フリーソフトウェアとして2005年~2009年に掛けて開発・更新がされ、実業務でも使用実績のあるXMLエディタになります。
動作には.NET Framework 2.0以降が必要となりますのでWindows用のXMLエディタになります。(Vista以降のOSであればそのまま動くそうです。7/8/8.1でも動作が確認できました。)
ダウンロードは下記から行うことができます。
http://www.xmleditor.jp/
XMLEDITOR.NETの特徴
インストールは不要で、ダウンロードしたzipファイルを解凍し、フォルダ内のxml.exeを開けば使用できます。
ツリービュー・ソースビューでの表示はもちろんのこと、内蔵ブラウザによるブラウザビュー、表形式表示のテーブルビューが可能となっています。
また、「XMLEDITOR.NET」はXMLSchema、DTDによる妥当性検証も対応しており、編集しながらリアルタイムでの検証が可能となっています。
普通のテキストエディタではできないことなので、この機能だけでもXMLを扱う手助けになります。
基本的な機能は以前紹介した「XML Notepad 2007」と大きく変わりませんが、UIが日本語で作成されているので、初心者の方でも導入しやすいと思います。
XMLEDITOR.NETの操作方法
- ファイルの読み込みはメニューの[ファイル]から[開く]から行うか、XMLファイルのドラッグ&ドロップですることができます。
- スキーマによる妥当性検証はメニューの[オプション]から[設定]を開き、[全般]タブにある[リアルタイム検証]の[妥当性検証]にチェックを入れて下さい。スキーマファイルが別ファイルになっている場合は[ロード]の[外部参照を解決する]にもチェックを入れて下さい。
XMLファイルにスキーマが設定されている場合に適用されます。 - ツリービュー(ウィンドウ左)
要素を展開又は折りたたんで表示します。以降で説明する他のビューで対象の選択に使用します。 - ノード編集ビュー(ウィンドウ右上:編集タブ選択時)
ツリービューで選択したノードを編集できます。
各入力フォームで「要素名」や「属性」の編集が可能です。 - ソースビュー(ウィンドウ右下:編集タブ選択時)
テキストエディタと同じようにXMLを編集できます。ツリービューの要素をダブルクリックすることでソースビューの対応箇所に飛ぶことが可能です。 - ブラウザビュー(ウィンドウ右:ブラウザタブ選択時)
名の通りブラウザとして機能します。XSLTが用意されていれば、HTML形式でプレビューすることが可能です。
- テーブルビュー(ウィンドウ右:表タブ選択時)
表形式での表示が可能です、ツリービューで選択した要素の子を一括で確認することができます。
他のエディタではあまり見ない「XMLEDITOR.NET」の特徴の一つです。
要素を選択すると子の要素を一覧で表示し編集することができます。
孫要素を持つ場合は新たにリストを展開し選択できるので、階層を一つずつ移動し選択することが可能です。
画像では要素の子が一覧で表示されているのが確認できます。