UCDとはUniversal Communication Design(ユニバーサル コミュニケーション デザイン)です。

インターネットの登場以降、コミュニケーションのメディアは日々進化し、
利用者の多様な要求に対応できるようになりました。

その結果、情報過多になりインターネットに限らず、
「見えずらい表示」、「わかりにくい内容」、「伝わりにくいデザイン」も多くなりました。

UCDは、ユニバーサルデザインの考えをコミュニケーションにも応用しようと、
UCDA(ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会)が考え出しました。
コミュニケーション、つまり情報伝達においてユニバーサルデザインの考え方、
「人に優しいデザイン」を取り入れようということです。

UCDは「利用する人にわかりやすい、伝わりやすいデザイン」を目指しています。
特に利用者の生命、財産に関わる重要な情報に関してUCDを推進しています。
主に紙の印刷物とwebフォームが対象の媒体です。

※ユニバーサルデザインについてはこちらで簡単に説明しています。

 

わかりやすさに一定の基準を設けて評価します。

今まで、「わかりやすさ」や「伝わりやすさ」に基準はなく、曖昧でした。
そこで、UCDAがわかりやすさに一定の基準を設けて、
基準を満たせば認証という形で「わかりやすさが保証」されます。
作り手の自己満足によるデザインではなく、
第三者機関による「わかりやすさが保証」されたデザインなので説得力があります。
また実際にわかりやすいです。

UCDA認証を取得しているモノで代表的なのが、
下の東京都が都民に配布した防災ブック「東京防災」です。

 

BOUSAI

 

BOUSAI_1

 

こちらは災害から身を守るためのガイドブックなので、
利用者の生命、財産に関わる重要な情報が掲載されています。

誰が読んでもわかりやすくなければいけないので、
文字も大きく読みやすく、イラストも多く使われています。

ちなみのこの「東京防災」は人気があるらしく、
一般販売分も書店に並べばあっという間に完売するようです。
また、オークションサイトでも結構な値がつくこともあるそうです。

 

わかりやすさの9項目

一定の基準となる、主な評価項目には以下の
「わかりやすさの9項目」と題したUCDA独自の項目があります。

1.情報量 情報量として適正か
2.タスク 利用者に要求される行動がわかりやすく設計されているか
3.テキスト(文意) 文意のハードルはないか
4.レイアウト 認知の導線が自然に設計されているか
5.タイポグラフィ(文字) 文字の読みやすさ、可読性への配慮
6.色彩設計 多様な色覚の利用者への配慮
7.マーク・図表 既知性に基づく図形化 
8.記入(入力)欄 記入する際の書き込みやすさ
9.使用上の問題 情報の利用上の阻害要因がないか

対象をそれぞれの項目に分類し評価することによって、改善点をみつけだします。
改善点を修正し、UCDAの審査をクリアすれば認証されます。

 

UCDA認証には2種類あります。

評価対象によって2種類の認証レベルがあります。

 

認証レベル1 「見やすいデザイン」 

表示が見づらいことで、利用者のストレスにつながるデザインを改善します。
(評価対象例:一般的な文書・報告書・あいさつ状、封筒、カレンダー など)

こちらは上記の「わかりやすさの9項目」のうち

1.情報量
5.タイポグラフィ(文字)
6.色彩設計

この3項目が基準を満たしていると評価されれば認証されます。

 

認証レベル2 「伝わるデザイン」

内容がわかりにくいことで、利用者の不利益につながるデザインを改善します。
こちらは上記の評価項目9つすべての基準を満たす必要があり、
「見やすいデザイン」に比べると難易度が高くなります。
「東京防災」はこちらを取得しています。
(評価対象例:保険や金融商品の申込書・告知書・請求書・パンフレット・報告書、製品マニュアル、電子取引画面 など)

 

 「見やすいデザイン」「伝わるデザイン」は共に第三者機関による
「わかりやすさの品質保証」となりますので、
利用者にとって「わかりやすい」「伝わりやすい」はメリットとなりますし、
情報を発信する企業や団体も、
利用者によりわかりやすく情報を伝えようとする姿勢をアピールすることになります。
作成物がわかり易ければ顧客満足度の向上にもつながります。

このようにUCDは情報の作り手と受け手の関係を、よりスムーズにすることが可能です。

弊社の営業部員と制作部員が取得した
「UCDA認定2級」資格は「見やすいデザイン」の取得支援が可能です。

UCDにご興味をお持ちになられたり、
UCDA認証について詳しく知りたい、
UCDA認証を取得したい とお考えの際には、お気軽にご相談ください。